
名刀について
■名刀とは
なにをもって「名刀」とするか、これには個人差もあります。
世の中で、名刀と言われている太刀、打刀などは、「見た目の美しさ」で高い評価をうけているものが多く、有名な菊一文字則宗などがその例でしょう。
それに対し、「切れ味」で評価されるのが、「業物」と呼ばれる刀剣です。関の孫六兼元、備前長船兼光、長曾弥虎徹興里など。
業物は、江戸時代に、試し斬りにより評価されたもので、最上大業物、大業物、良業物、業物、と序列が決まっています。日本刀での名刀の代表格、五郎入道正宗は、懐宝剣尺に載っていません。当時でも高価すぎて、試し斬りすらしなかった、と言われています。ですから、正宗がどれほどの切れ味かは、正確には知られていません。日本刀や刀、太刀などは、切れ味で優劣を決定していたようで、業物と呼ばれる物が「名刀」とされています。最上の大業物の13工が、名刀と呼ぶにふさわしい刀剣なんでしょうね。
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最上大業物13工
(『古今鍛冶備考』では、長船兼光が加えられ14工となっている)
- 長船秀光
- 三原正家(初代 三原正家)
- 長船元重
- 長曽祢興里(初代 虎徹)
- 長曽祢興正(二代目 虎徹)
- 清関兼元(初代兼元)
- 孫六兼元(二代目 兼元)※『古今鍛冶備考』では大業物に格下げとなっている。
- 初代国包(初代 仙台国包)
- 初代助広(ソボロ助広)
- 初代忠吉(初代 肥前忠吉)
- 陸奥守忠吉(三代目 肥前忠吉)
- 多々良長幸
- 初代長道(初代三善長道)
大業物21工
- 高天神兼明
- 和泉守兼定(二代兼定)※『古今鍛冶備考』では最上大業物に格上げとなっている。
- 初代加州兼若
- 兼則
- 伊予大椽初代勝国
- 堀川国広
- 堀川国安
- 初代和泉守国貞
- 初代肥後守国康
- 初代対馬守貞重
- 与三左衛門祐定
- 藤四郎祐定
- 津田越前守助広
- 近江大椽忠広
- 越後守二代包貞
- 藤島友重
- 越前守信吉
- 主水正正清
- 修理亮盛光
- 左京亮康光
- 一平安代
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